結婚式の料理のメニューやドリンクを選ぶとき、結構悩みました。最初に見積もりで出してもらっていたものを想定していましたが、やっぱりそれ以上の金額になってしまいました。
しかし、最終的には出席者に「あれは、よかったよ!」と言ってもらえたので、こちらとしても喜んでもらえてよかったと思います。そんな結婚式の料理のメニューとドリンクを選ぶときに考えたことをまとめてみました。
1.式場見学と料理の試食
結婚式場選びのときに、まず最初にできるのが会場の見学と料理の「試食」です。料理は招待する側にとって、出席者が喜んでくれるかどうかの大事な指標の1つになるので、重要なポイントです。
結婚式場見学のときに、式場の料理の特徴などを確認しておきましょう。ちなみに、ぼくはあんまり細かいことや、味を気にするタイプではないので、結婚式場の料理で美味しくなかったりしたことはありませんでした。
自分たちは夫婦が二人共同じような感じで、料理の味はどこも美味しいと思っていたので、味よりも「量」や「演出」です。奥さんはキャンプ場での結婚式もいいなと言うぐらいの人で、こだわりたかったものが「バーベキュー」でした。ぼくは、結婚式の料理はなんだかいつも物足りなくてパンのおかわりばかりしていたので、男の出席者が満足するような「がっつり」した物を出して挙げたくて、二人の意見が「バーベキュー」になりました。
いくつかの式場でバーベキューは出来そうでしたが、最終的に芝生のテラスで湖が見えるという立地で結婚式場を選びました。式場を選んだ決め手になったのが、「バーベキュー」だったのです。
2.式場の見学とドリンクメニュー
式場の見学をしているといろんな飲み物を出してくれますが、自分たちが選んだ式場はノンアルコールカクテルが充実していました。30歳近くになると奥さんの友達でも妊娠している人や授乳中でアルコールが飲めない人が増えてきます。アルコールが飲めるのであれば、アルコールメニューを充実させますが、飲めない人はウーロン茶やフルーツジュースしか楽しみがないです。
しかし、選んだ結婚式場ではノンアルコールカクテルが充実していました。いろんな種類があって、飲んでみて美味しかったので奥さんが気に入りました。
他には、ウェルカムドリンクでお酒を出すことができ、生ビールが珍しいハイネケンのエクストラコールドだったからです。
奥さんもお酒好きで、お酒好きの友達が絶対喜んでくれると思いました。
3.料理やドリンクメニューはできるだけ詳細に見積もりに入れる
結婚式場を最終的に決めるときには、見積もりをもらいますが、見積もりはなるべく実際に支払う金額になるように希望するものは多めに盛り込んでもらいましょう。結婚式で見積もり金額より最終金の方が高くなるというのは、見積もりの時点であまり内容を詰めていないからです。ぼくたちのときもうまく320万円くらいの見積もりを300万円に収めた形で提出してきました。
自分たちの見積もりは、
・料理の内容 下から2番めの料理 13,000円
・特別メニュー テラスでバーベキュー 1,500円
・ドリンク フリードリンク 3,000円
・ドリンク追加 ウェルカムドリンク等 800円
という感じで、料理、ドリンクで一人あたり合計18,300円でした。しかし、これでも入れ忘れていたところがありました。
料理の内容って結構しっかり見ますが、ドリンクのメニューまで見積もりの段階でしっかり見る人は少ないと思います。意外とドリンクも細かく決まっているので、しっかり確認する方が良いと思います。
ちなみに、後で確認したら見積もりに入っていたドリンクのメニューはこんな感じでした。
・ウェルカムドリンク
生ビール、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、オレンジジュース
・披露宴ドリンク
乾杯用スパークリングワイン、ビール、アルコール1種類選択
ソフトドリンク3種類選択、ワイン赤白
という感じです。アルコールはあと1種類しか選べないので、男友達用に焼酎にするか、親戚のおじさん用に焼酎にするか、新婦の友達用にカクテル3種セットにするかという選択をしないといけないことに後から気が付きました。こういったところも事前に把握しておくと結婚式の予算を立てやすいと思います。
最終的には、見積もり段階から1つグレードを挙げて、1人当たりプラス700円しました。80名だとすると、700円のアップでも56,000円です。結婚式のお金の判断は必ず万単位なんですね。
結局、700円アップしてドリンクは1人4500円のフリードリンクにして、内容は
・ウェルカムドリンク
・披露宴ドリンク
乾杯用スパークリングワイン、ビール、焼酎、カクテル3種セット
ウーロン茶、オレンジジュース、ジンジャエール、ノンアルコールカクテル1種
でした。これだけあれば新郎側も新婦側も若者も年寄りも女性も妊婦も満足してくれると思って注文しました。新郎の立場で判断すると、カクテルなんていらないんじゃないかと思うのですが、新婦の立場からすると、カクテルを飲みたいという女友達にも満足してもらいたいと思います。こういうことは、相手の意見を聞いて判断しないとケンカの元になりそうですね。
なんとなく「フリードリンク」というと、「日本酒」「焼酎」「ワイン」など普通の居酒屋の飲み放題メニューくらいは揃っていると思いましたが、そうでもないようです。ドリンクメニューも見積もり段階で確認することをおすすめします。
また「アフターコーヒー」というものも別料金でした。結婚式に出るとわかると思いますが、食後のコーヒーや紅茶。あれもフリードリンクだと思っていましたが、別料金なんですね。アフターコーヒーは、1人300円でしたので80人だと24,000円です。意外と良い値段になるので、こちらも事前に確認した方が良いです。
4.料理の最終打ち合わせ
料理の最終打ち合わせの前に、選んだコースの料理を食べさせてもらいました。きっちりフルコースで出てくるので、料理の打ち合わせの前にはお腹をすかせて行ったほうが良いです。
悩んでいた2種類を新郎と新婦で1つずつ出してくれました。結果、どちらも美味しいということで、安い方にしました。このときに、奥さんは妊娠していたので、妊婦用にナマモノは辞めてもらいました。また、出席者の中にも妊婦がいるので、その人たちだけ事前に伝えて、ナマモノではない料理に変更してもらいました。最近はアレルギーについて細かく対応してくれる結婚式場が多いので、同じように妊婦だけ妊婦用の料理にしてもらうために、アレルギーの人と同じように事前に伝えると良いと思います。
5.料理にサプライズを
自分たちはすでにバーバキューをサプライズにするつもりだったので、それ以上は演出を考えていなかったのですが、いろいろと提案してくれました。
新郎新婦の名前の入ったワインボトルに入ったスープを出すという演出の提案で、実際にワインボトルに温かいスープを入れて提供してくれました。そういった演出のこともプランナーさんに言えばいろいろと対応してくれるようです。
バーベキューは通常、肉や魚が出てくるメインに登場させる予定でした。そのあとは、炊き込みご飯の提供でしたが、油の乗った肉などの結構がっつりした料理のあとに炊き込みご飯は重たいと思って、締めのご飯物はお茶漬けに変えてもらいました。
こちらもいろんな提案がありました。おめでたいので鯛茶漬けにするとか、地元の食材ということで、うなぎ茶漬けにするとか。しかし、値段が上がってしまいそうだったので、地元の海苔を使った海苔茶漬けにしてもらいました。
質問をすればプランナーの人は大抵叶えてくれますが、それにはお金が追加になってしまうことが多いです。もし、費用を上げたくなければ事前に「費用が上がらない変更」ということを伝えておきましょう。
6.アレルギーや妊婦、子供への対応の確認
最近、ちゃんと招待状にアレルギーの確認をする欄があり、式場も個人個人のアレルギーのことについてちゃんと伝えれば、それについて対応してくれます。
さらに、妊婦だったら妊婦への対応で、ナマモノやマグロの提供を変えてくれたりするので、わかっていれば伝えておくと良いと思います。
また、子供用の食事も、子供用のプレートを用意してくれますし、1人で食べられないような小さな子どもなら、イスだけ用意してくれるという対応も出来ます。
もし、事前にわかって細かい対応をしてあげたいのであれば、そのことをプランナーさんに伝えておくと良いです。
7.まとめ
結婚式の料理やドリンクに関してのまとめです。
・見積もり段階でなるべく詳しく要望を入れて試算してもらう
・フリードリンクのメニュー内容も見積もり時に確認する
・やりたいことや考えていることをプランナーさんに告げて相談する
・内容の変更には追加料金がかかる場合があることも意識する
ということが大切だと思いました。
森 新之助 ダイヤモンド社 2010-01-16
売り上げランキング : 97542
|
最終的に、結婚式が終わってみて、みんな喜んでくれていたので、ホッとしました。出席する人全員が喜んでくれるようにおもてなしをするのは結構たいへんですが、やりきったあとに喜んでもらえるととても嬉しい気持ちになるので、頑張ってみてください。