プロポーズをして、それぞれの家に挨拶と承諾をもらいに行って、次は入籍しようと思っていましたが、その前に「両親の顔合わせ」をしないといけないと思い、手配しましたが、まさかのトラブルがありました。
1.日程の調整
顔合わせにはまず日程の調整です。お互いがお互いの両親に話をして日程を調整します。このときに、一緒にどちら家に近い場所にするか決めておくと楽です。
12月にプロポーズをして、2月に二人で入籍しようという話になったので、1月中には顔合わせをしておきたいと思って調整したので、結構バタバタしました。
2.場所の設定
お互いがお互いの両親に話をして、どちらの家に近いところで顔合わせをするか決めました。お互いが遠い場合は中間地点でも良いと思います。
今回は、新婦側の家の方に行くともてなされてしまうような感じで申し訳ないと思い、新郎である自分の実家の近くで、店を予約してもてなす側に回るという話になりました。
しかし、日にちが近くなってきたときに、彼女が父親から
「嫁にもらってもらうために相手の家に行くようで、何かおかしい気がする。普通は、先に挨拶に来るべきだろう」
という連絡があったそうです。事前に話は通してあったつもりだったので、なんでこんな事になってしまったんだろうと思いながらも、彼女が困っていたので、予約は取り消してそちらの家に行くのも構わないという話をしました。
結局、彼女が父親になんで相手側の方が来てもらいたいと思っているかということを再度説明してもらって納得してくれました。事前に話をしていてもいろいろあるもんです。
3.当日の服装
フォーマルな格好が良いということで、二人で話し合ってスーツを着ていくことにしました。
4.顔合わせ当日
顔合わせの前日には実家に帰っていました。夜の9時くらいに父親が帰ってきたのですが、なんだか元気がありません。どうしたのかと聞くと、体調が悪くて食欲がないそうです。体調が悪いのならなんとか治してもらわないと困るので、とりあえずお風呂に入って早めに寝るように話をしました。
そして、顔合わせ当日。
朝起きてきた父親の顔を見ると、前日より顔色が悪いです。調子はどうかと聞くと、昨日の夜は寒くて、夜中に起きてもう一度熱い風呂に入ったそうです。
季節も冬だったのでインフルエンザだろうと思って、顔合わせを中止にしようかと聞くと、なんとかなるから大丈夫と言います。しかたがないので、彼女に今日は予定通りに昼に顔合わせをするということを伝えました。
しかし、あまりにも調子が悪そうなので、一度病院へ行こうということになり、病院へ送っていったら検査をしている途中で震えだしました。
やっぱりインフルエンザかな〜なんて思っていたら先生が出てきて、実は盲腸にかかっていて、今から緊急手術が必要だという話をされました。
まさかの盲腸で緊急出術です。しかし、彼女の家族はすでに顔合わせ会場の近くまで来ているので、自分は顔合わせ会場に向かおうと思っていたら、手術はそこの病院ではできなくて、大きな病院まで移動する必要があり、さらに緊急なため救急車で運ぶので、同乗者に乗ってもらって搬送先の病院で同意書を書かないといけないそうです。
結局、救急車に乗って搬送先の病院まで付きそうことになり、彼女の家族には予約してあったお店でご飯だけ食べてもらいました。
5.後日改めて顔合わせ
結局、バカバタしてしまったこともあり、先に入籍を済まし、落ち着いてから顔合わせをすることになりました。
今度は、彼女の実家にいきました。盲腸の話は良い笑い話になって、結果的に思ったよりも場が和んで、良い顔合わせになりました。
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