結婚式を決めるときには、いろいろと確認した方が良いことがあります。式場の人は決めてほしいので、いろんな理由をつけてあせらせてくるのですが、うまく逃げながら、きちんと確認することは確認してから契約しましょう。
1.双方の両親への報告
こちらの「両方の両親に確認をとる」に詳しく書きましたが、二人だけで勝手に決めてしまうと後で大変なことになる場合もあるので、契約するまえに、事前に両方の両親に報告しましょう。
結婚式には必ず両親には出席してもらわないといけないですが、両親にも仕事など都合があるので、日にちの確認も忘れずに。あとは、親戚や知り合いなどの関係のある式場を使ってほしいと言われることもあるので、そちらも考慮して報告をしましょう。
2.日取りを決める
契約するときには、挙式日を決めると思うのですが、これは、二人が良い日と、両親が出席できる日、またどうしても出席して欲しい人が出席できる日など事前に確認しておくと後で慌てないです。また、家族や親戚が仏滅や大安など日取りを気にする人がいれば、日取りも気にしましょう。自分たちのときは、たまたま新婦の誕生日が空いていて、日取り的にも悪くなかったので、その日にしました。
日取りが悪い日だと安くしてくれる場合もありますよ。
3.決断を伸ばすときにはテクニックを
結婚式場の人はなるべく早く契約して欲しいので、じわじわとプレッシャーをかけてきます。自分たちのときは、式場の人が「来週までに決めてくれれば◯◯円安くします」と言ってくれましたが、やっぱり無理やり決めたくなかったので、決断の日を伸ばしてもらいました。
そのときには、
「奥さんの親の体調が悪くて話ができなかった。ちゃんと報告して確認をとってから決めたいのでもう一週間待って欲しい」
と言って、結局なんだかんだで2週間待ってもらいました。
ちゃんと契約しないと日にちも抑えがきかないのですが、そこはうまく話をして引き伸ばして、慌てて決めないようにしましょう。
4.見積もりはできるだけ細かく詰めておく
気に入った式場があれば、まずは、見積もりをもらいましょう。詳細な見積もりには出席者の人数が必要なので、二人で話し合って事前に何人になるか書き出してみると良いです。
あとは、プランナーの人と話をしてなるべく、詳細まで事前に見積を詰めていくと良いです。そうすれば後で費用が上がりすぎることもないですので、結婚式費用の計算がしやすくなります。自分たちのときにもう少し細かくつめておけばよかったと思ったのが、
・ドリンクメニューの内容
・演出の費用
・フラワーコーディネートの費用
です。
「披露宴の料理とドリンクメニューを決める」で細かく書きましたが、見積もりに入っていたドリンクメニューだとアルコールの種類が少なくて結局、ワンランク上の物にあげてもらって金額が上がりました。
演出関係もやりたいことがあれば事前に伝えておき、見積もりに入れてもらったほうが、話が現実的になって話を詰めやすいです。
フラワーコーディーネートに関しても、最初に付いているものはかなり寂しい飾りだったので、結局金額を上げて花を増やしてもらいました。
希望があれば全部伝えて、内容を吟味しましょう。
5.持ち込み料の確認
「自分たちで手配すれば無料でしょ」と思っていたものが実際には持ち込み料がかかったりします。例えば、
・引き出物の手配
・カメラマンの手配
・ドレスショップの手配
・ウェディングケーキの手配
・ムービーの手配
・司会者の手配
この辺りで自分で手配できるものがあって、「自分たちで手配しても良いですか?」と聞くと大抵「良いですよ!」と良い返事が返ってくると思いますが、それが無料なのか有料なのかについてはキチンと確認しましょう。
もちろん、結婚式場も理由があって、持ち込み料が発生している場合もあるので、そういうことは頭に入れておくと良いです。
ちなみに、ぼくは「ムービー」と「引き出物」は自分で手配しました。
「引き出物を安く手配する」で書きましたが、引き出物は直接配送にするとかなり安くなります。ムービーに関しても依頼せず、全部自分で持ち込むと機材の使用料が発生するはずでしたが、事前に話をして交渉しました。
6.見積もりは値切る
結婚式の見積りは必ず値切りましょう。「めでたいことだから値切るのははしたない」と言って値切らないでいると損をします。一言聞くだけで安くなることも多いので、必ず値段の交渉はしましょう。
しかし、相手にも都合があります。例えばすごく人気のある日取りで値切ろうとすれば、他の人も順番待ちしているような場合では値切りは難しいです。あまり無理な値切り方をすれば後々の打ち合わせのときに気まずくなるので、必ず相手に誠意のある形で威圧的にならないように交渉しましょう。
お金の話になると人間の本性がわかることもあります。値切りの話のときには相手の雰囲気を読んで、信頼出来るスタッフかどうかも見極めましょう。
7.結婚式以外でも使用できるか?
彼女が、「結婚式をする場所は、何年かたった結婚記念日に来れるように、レストランが併設されているところが良い」ということで、選んだ式場はレストラン併設のところでした。
そういった希望があれば、日常的に使える場所かどうかも確認しましょう。ホテルの式場であれば、結婚記念日に泊まりに来れて、懐かしい思い出がよみがえるでしょう。
8.まとめ
以上のようなことを確認して「大丈夫」だと思えば契約しましょう。結婚式も安い買い物ではないですし、何より「一生に一度」の大切な二人の思い出の買い物です。
あせらず後悔しないように、上手に契約してください!
金子 哲雄 講談社 2009-06-20
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